『手と手』の紹介


会の概要

はじまり
 2007 年から2009 年にかけて福岡県の委託で「ふくおか在宅ホスピスをすすめる会」主催で開催された
 「在宅ホスピスボランティア養成講座」の修了生を中心に、2010 年11 月に発足。
 その後の養成講座修了生を加えて現在会員数50 名。
 理念
 「療養されている方、その家族に寄り添い、優しさと笑顔でその人らしさを支えたい」
 活動内容
 ・ 訪問診療同行
 ・ 患者さん宅でのお話相手、見守り、留守番、聞き書き
 ・ デイホスピス開催 (にのさかクリニックにて月2回開催、2009 年秋からの取り組み)
 ・ イベント時の患者さんの付添い、病院受診の付き添いなど、外出の付き添い
 ・ 遺族会の手伝い ・ 在宅ホスピスボランティア養成講座開催 ・ 月例会
 思い出に残る患者さんたち
 ・ ご家族の手厚い介護のもと、お孫さんや時には曾孫さんにも囲まれて穏やかに亡くなられた方
 ・ 入院先の主治医の反対を押きり退院され、お一人暮らしにも関わらず、住み慣れた自宅で過ごし

  ヘルパーさんや訪問看護師さん達に看取られた方
 ・ 「最期は自宅で」と退院され、一週間の在宅期間に会社の仲間を呼んでお庭でバーベキューをし一人一人
  と言葉を交わした翌日、静かに息を引き取られた方
 ・ ぎりぎりまで娘さんのそばに居たいと退院され、自分が亡くなった後のためにと、高校生の娘さんに

  何十年分ものバースディカードを用意して亡くなられた方
 ・ デイホスピス開始時から皆勤賞ごとく参加され、「元気になってまたデイに行く!」とデイホスピスを

  支えに、治療を頑張られた方
 ・ 医師の許可が出たと最期までタバコやお酒を楽しまれた方
 ・ 「酒飲んでいるんだぞ。家だから病人でも酒が飲めるんだ。食欲も出るし、便通にも良い」と

  書き残された方 

デイホスピスでの声

<患者さんの声>
・とにかく話せることが嬉しい
・数年ぶりに歌を歌った
・久しぶりに外に出て、お話が出来た
・ここは自由でいい
・しっかり話を聴いてもらえた、

 人間として扱ってもらえた


<ご家族の声>
・自分の時間を持ててリフレッシュできた
・助かりました、安心して外出できました
・ここに来るのが楽しみ、私も癒され

 ストレス解消させてもらっている

<ボランティアの声>
・最初は病気の人と話すことに不安や心配があったが、

 回を重ねるごとに「患者さんとボランティア」ではなく

 「人と人」だと感じるようになった。
・人生の先輩と話しているという楽しさが大きい
・皆さんと一緒にお菓子やお茶を飲みながらおしゃべりを

 する時間が、親戚の集まりのようで楽しい
・ボランティア同士が仲間としてつながることで思いを

 共有できる
・回を重ねる毎に利用者さんが少しずつ明るく楽しそうに

 されていくのを見るのがうれしい
・回を重ねるにつれ、親しくなり、大切な場、人となって

 ゆき、心から長く楽しんでほしいと願います



在宅でのボランティア実働数

  22~27年度 28年度 総数
依頼者数 164        16        180       
回数 1697          157          1854       

私たちが一番大切にしていること



在宅ホスポスのケアチームの輪


ボランティアとは

 ◎福岡県主催のボランティア養成講座等の研修を受けた人が主体で他に個人の有志の人で構成しています
 ◎ボランティアで知り得たことや、個人情報は秘密厳守いたします
 ◎訪問時間は原則2時間ですが、相談に応じます
 ◎ボランティアへのお気遣いは不要です
 ◎ボランティアですので無料です


ボランティアの内容

 

 

 

 ◎自宅での見守り、話し相手などです
 ◎その他いろいろなご希望あればご相談ください 
 ◎医療行為はできません

  在宅ホスピスボランティアができること
   見守り(介護者の外出時や休息時)  
   買い物
   囲碁や将棋などの娯楽の相手   
   移動の介助(通院・散歩・買い物)  
   食事の介助
   朗読  
   代筆.聞き書き  
   傾聴(話相手・・患者や介護者)  
   居室の環境整理  
   園芸・庭の水撒き  等々

 原則、身体介護や医療行為は行いません